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2016.04.28 (Thu)

2016年ゴールデンウイークの営業について

(Akiko)

ゴールデンウイークはカレンダーどおりの営業となります。

 (定休日:日・祝・第2と第4土曜日)

 ※詳細はホームページでご確認ください
  http://www.hamono310.com/

当方は家族だけで営んでいる個人商店で
外回りの営業もおりませんが、
お客様がお知り合いの方をご紹介くださる
数珠つなぎのご縁をいただいており、
本当に有難い事と感謝いたしております。

当工房のように人の手で作業する仕事は、
どんなに頑張っても1日にできる量が決まっているので
新規のお客様の刃物研ぎ・修理依頼は
お預かりから仕上りまでに
お日にちをいただくことが多いです。

■裁ちばさみの裏研ぎ
裁ちばさみの裏研ぎ

■握りばさみの裏研ぎ
握りばさみの裏研ぎ


一時期は研ぎ修理の受付を予約制にしたり、ご希望の納期にそえるよう
休みなしで対応していたこともありましたが、今は
「今後も丁寧な仕事を長く続けていく為にどうすれば良いのか」
と言う事を模索しながら、受注量と体調管理のバランスをとっています。

現在、夫は50代なかば、「技術の継承」も課題の一つです。

日本の打ち刃物職人の方は現在70代80代の方が多く、ここ数年、
お亡くなりになられたり、引退された方が特に増えました。

何年か前のNHK朝の連続ドラマに「ちりとてちん」というものがあり
その中のあるシーンが私の心に残っています。
松尾貴史さん演じる散髪屋の主人(磯七)が
亡くなった父親の事を偲んで語る場面です。
(台本どおりではないかもしれませんが、おおよそ、下記のような感じです)

磯七「人が死ぬ事の最大の不幸は何やと思う?
    俺の親父知ってるやろ?」

菊江「うん。先代やろ?散髪屋の。」

磯七「そや。ま、言うたら俺の師匠やな。
   そら父親やさかいに、死んでしもたときには無条件に悲しかったで。
   そやけどな、年月が経って、ちょっと冷静になって思うのや。
   ああ~親父の持ってた散髪の技術やら
   知識やらが皆消えて無くなってもうたんやな~と思うて。
   一生懸命勉強して、資格取って、
   何百人も何千人もお客さんの頭散髪して、
   磨いてきた、研鑽してきた技術、身に付けたもん
   全て灰になってしもたんやな~て。」

=====
私はこのドラマを見た時、「そう、そう~」と心に響きました。

特に戦前生まれの打ち刃物職人さんは寡黙な方が多く
中には技術を継承できないまま廃業された方もおられ、
それを数字で表すことのできない「損失」と感じています。

この4月から毎月の定休日を1日増やしました。
おもて向きはお休みでも実際は仕事をしないといけない日もあるかとは思いますが
出来る限りの調整をして、他の刃物職人の方のお話も伺いながら
後世に技術を継承するための「具体的な課題」を少しでも探ることができれば。。。
と思っています。


※以前に堺の鍛冶屋さんを見学させていただいた時の写真です
堺の鍛冶屋さん
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