2018年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2014.01.27 (Mon)

台湾からのお客様

(文:Akiko)

去年、春のお話です。
台湾在住の方(S様・台湾人)から
出刃包丁の柄の交換依頼を受けました。
S様のご友人(日本人・大阪在住の方)を通じてのご依頼です。

台湾から包丁を郵送してこられ、
「1か月後に大阪へ旅行するので、その時までに8角水牛柄を付けて下さい。
 直接お店へ引き取りに伺います。」
とのこと。

修理を終えた包丁を引き取りに来られた時、
商品(柳刃包丁)も新たにご購入くださいました。

当店では、商品を決めていただいた後にお名前入れや
手研ぎ本刃付けのサービスを行うので、
通常は、翌日以降に再度ご来店いただくか、郵送して
お届けします。しかし、今回は海外旅行中のお客様です。
聞けば当店から歩いて20分ほどのところにあるホテルに
お泊りとのこと。

そのホテルは一心寺と四天王寺の中間地点にあります。
その界隈は夫と私の散歩コースなので
「翌朝、朝いちばんでよろしければ、ホテルロビーまでお届けにあがりますが・・・」と
オファーすると、大層喜んでくださいました。

翌朝、待ち合わせ時間前にホテルに着くと
ロビーではなく、ホテルの外に立って待っていてくださいました。

商品をお渡しすると、届けた事へのお礼の言葉と一緒に
「どうぞ」とローソンの袋を差し出してくださいました。

少し会話を交わして別れた後、夫と共に四天王寺境内にある無料休憩所で
S様からいただいた缶コーヒーを飲んでから帰りました。

プレゼント


缶コーヒー


待ち合わせ時間よりも 「前」 に、わざわざコーヒーを買って
待っていて下さったお心遣いがとても嬉しかったです。

この後も台湾のS様から何度か包丁の修理依頼や商品の購入相談を受けたり
商品をご購入いただいたりしています。
その度に日本人のご友人(女性)が間に入って通訳して下さっています。
今までに何十通ものメールのやり取りを通訳してくださっていて
この台湾のお客様と良好な関係が築けたのも、間に入ってくださった
ご友人のおかげと、大変感謝しています。

その女性にお礼のメールをお送りした時、
次のような返信をいただきました。


  私は台湾に短期留学していた時のアルバイト先(日本料理店)で
  Sさんと知り合い、早10ウン年が経ちました。

  Sさんはとても人の良い方で、人とのつながりを大切にし、
  仕事に対しても本当に真面目で、むしろこのようなお手伝いが
  出来て嬉しく思っています。
  
  私の父は生前、寿司屋を経営していて、包丁を大切に大切に
  使っている姿を子供ながらに見ておりました。

  Sさんも道具を大切に扱い、日本料理に対する真剣な気持ちと
  深い研究心を持っている人なので、心から応援したいと思っています。


  私は本町で割と自由な仕事をしているので、通訳の為に無理を
  したりする事は全くありませんので、どうぞお気になさらないで下さい。

  また、Sさんに限らず、もしも外国からの問い合わせなどがありましたら、
  簡単な通訳であればお手伝いさせて頂きますのでいつでもご連絡下さいね。
  そしてこれからも素晴らしい包丁を皆様へお届け下さい。

  縁あって山東様とお知り合いになれた事、心より嬉しく思っております。
  次回、Sさんが日本に来られた際には是非一緒にお店へ伺いたいと思います!

  本当にありがとうございます。



=======

私たちの仕事は、「まわりの方に支えていただいて成り立っている」という事を
改めて実感しました。
日々の仕事は大変なことも多々ありますが、
「良い人に恵まれて幸せだなぁ~」とつくづく思います。

私は台湾へ行ったことがありませんが、近い将来、
是非行ってみたいです。
19:10  |  日常
 | HOME |