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2009.06.30 (Tue)

握り鋏(はさみ)の研ぎ・調整

大阪市住吉区長居の「S工芸」様は当店がホームページを立ち上げてから
定期的にご利用いただいております。

S工芸様の御要望で 握りばさみ の刃を先細加工したうえで刃先がクロスしないように調整します。

革のカバン修理などをされているS工芸様のお話では、

  「ミシン目をほどく時にハサミのきっ先が合わないと糸が切れないし、
   かみ合いすぎると尖った刃先で革を傷めてしまいます。」

とのことです。

通常、市販されている握鋏は刃を最も閉じた時に
切っ先がクロスします。

  写真:切っ先がクロスする例
  握鋏の刃先があっていない例

この切っ先の合わせ具合を 「丁度」 に調整します。

  握りばさみ:刃を開いた状態
  握鋏の刃先合わせ(開)

  握りばさみ:刃を閉じた状態 (最も閉じた時にクロスしない状態)
  握鋏の刃先合わせ(閉)


握りばさみの刃を先細加工をするとヒズミが出ますのでそのヒズミ調整も大変です。
プラス 「刃の切っ先合わせ(クロスしないように)」は
とても微妙な調整が必要で神経を使います。
でも、他の人が出来ない(やらない?)事をする喜びを感じます。

先日も「有名な○○(刃物屋)さんで修理をお願いしたけれど
出来ないと断られ、山東さんの所にたどり着いた。」と
車で遠方からお越しのお客様がありました。 

刃物の状態にもよりますが、頼まれればできるかぎりの事をさせていただくのを身上としていますので、
「これはちょっと・・・」というようなものでも、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

喜んでいただいたお客様の顔を見るとこちらも嬉しくなります。
19:15  |  刃物研ぎ・修理  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.22 (Mon)

剪定鋏の研ぎ・修理

剪定ばさみの研ぎ・修理 Before After です。
 (写真クリックで拡大表示します。)

写真左:修理前 ・ 写真右:修理後
剪定ばさみ(研ぎ・修理前) 剪定ばさみ(研ぎ・修理後)

 
剪定ばさみは裁ちばさみと違い、全鋼物といって単一の素材(鋼)で出来た物が多く、
ヒズミ等が出ると一般家庭では刃の調整が出来ません。
また、間違った研ぎをすると切れ味が悪くなるだけでなく、修正が出来ない事もあります。
※下の写真(剪定鋏)は、最近、実際に研ぎ・修理に持ち込まれたものです。

剪定ばさみ(悪い例2)

以前どこかに出された研ぎで、削りすぎてはいけない所(刃の裏)を
「段」 になって削られていて、
こうなると良い状態に戻すことは出来ませんが、
通常使用で過去に間違った研ぎをしていない場合は
次の写真のように新品時の状態に戻ります。

修理前(表)
剪定ばさみ(修理前)

修理後(表)
剪定ばさみ(修理後)

修理前(裏)
剪定ばさみ(修理前)

修理後(裏)
剪定ばさみ(修理後)

剪定ばさみのお手入れ方法は、使用後、刃の表面に付いたヤニなどを拭き取り、時々ネジの下に油をさしてください。ちょっとしたことですが刃の持ちが違います。
19:02  |  刃物研ぎ・修理  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.15 (Mon)

思い出の包丁

(文:Akiko)

先日、岡山のM様から、研ぎ・修理の包丁をお預りしました。

ミソノ牛刀(研ぎ・修理前)


ミソノ(Misono)スウェーデン鋼 牛刀195mm の柄の木部が取れたとのことでした。

柄の修理方法にはいく通りかありますが、
今回は柄の金属部分の腐食が思ったほど進んでなかったので、
  (写真ではおわかり頂きにくいですが、金属部分の厚みが残っていたので)
ミソノ包丁(柄の修理前)

   写真:取れた柄の表と裏
   柄の木部(表) 柄の木部(裏)

柄のサビを落とし、元の柄の部品(木部)を圧着しなおして修理しました。

修理前の刃のサビも
ミソノ牛刀(研ぎ・修理前、拡大

この通り、研ぎ直しして綺麗にとれました。
ミソノ牛刀(研ぎ・修理後)

柄も綺麗に直り、お色直しの完成です。
ミソノ包丁(柄の修理後)

後日、M様から頂いたメールは次のとおりです。

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源利平 山東様

先日包丁の修理をしていただきましたMです
届いた包丁を見て新品ではないかと思うほどきれいになって戻ってきた包丁を見て
うれしい、ありがとうございますと思うと同時に、
私の手入れの無さを反省しました。

学生の時に学校から強制のように買った包丁でしたが、その頃に主人と出会い、
色々学校で勉強をしたものを主人に作り、結婚が決まった時も一番にこの包丁を持っ
ていきました。
私なりに手入れをしてきましたが、毎日の家事、子育てに追われ粗雑に扱ってしまい
まいた。
手になじんだこの包丁が壊れ、1週間なかっただけで寂しい思いと、料理が楽しくな
いなぁ…と思っておりました。
自分の元に返ってきた包丁がなんとも愛おしく感じました。
学生時代にアルバイトをしていた料理屋のご主人が見せてくれたぺティナイフのよう
な包丁、昔はこんなに大きかったと話しておられたのを思い出しました。
私も小さくぺティナイフになるくらい丁寧に大事に使っていきたいと思います。
これからも修理、メンテナンスなどお願いすることがあると思いますが、よろしくお
願いいたします。

この度はきれいに修理していただき本当にありがとうございました。
乱文、メールでのお礼を失礼いたします。

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とのことでした。
道具は使い慣れて愛着がわく、ということ意外に
思い出も一緒になって、より愛着がわくのですよね〜

ミソノのスウェーデン鋼の包丁は、錆びやす包丁ですが、
常に乾いたもので拭く習慣さえつければ、
切れ味もよく、また刃持ち(切れ味の持続性)も良い
優れものです。
プロの料理人の方のように頻繁に研ぎをしない場合は
小さくペティのようになるには40年ぐらい?かかるかも
しれませんが・・・。
私たちも、またの機会にメンテナンスのお手伝いを
させていただきたいと思います。
18:51  |  お客様の声(研ぎ・修理)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.13 (Sat)

六甲山系の道案内

6月11日、朝日新聞夕刊のトップ記事に 六甲山系「ニセ」道案内 と載っていました。
記事の内容を要約すると、阪急、芦屋川から登る六甲山系の登山コースで
道しるべに従って歩いていて道に迷うハイカーが増えている。
ごく一部の登山者が勝手に岩や石、樹木に赤や緑のスプレーで
矢印などの目印をつけているためで、地元の登山会メンバーは怒っている。との事。

新聞記事(六甲ニセ道案内)

1ヶ月ほど前、甥を連れちょうどこの記事に書かれた芦屋川からロックガーデン、荒地山を
歩いてきました。

荒地山山頂

高座の滝からロックガーデン〜風吹岩までのコースは迷う事の無い道ですが、
地獄谷、荒地山方面は枝道が多数あります。

山は季節によりその様相も変わるので、枝道の多い登山道では
コースを間違って思った地点に出れないこともあるかも知れませんが、
だからと言って自分勝手にスプレーでマーキングをする感覚が理解できません!
山に行く資格無し!と、私も怒っています。

事前にコースの予習をする、地図やコンパスを持つ、経験ある人に同行する、
などの対策をとり、自然の景観を損ねることや人の迷惑になることはやめて欲しいと思います。
08:40  |  日常  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.08 (Mon)

「エコ配」を使うと、東京・神奈川・名古屋などへ350円で配送可能

「お兄ちゃん、ちょっと買い物に行ってくるから、その間に包丁研いどいてぇ。」
今でも、たまーにこんなお客さんがいらっしゃいますが、そこは大人になった私。
「申し訳ありませんが、こうこう、こういう工程で作業をしますので、出来ません。」と
丁重にお断りします。  

朝一番に持って来ていただいて、その日の仕事の流れで夕方に仕上げる事も
まれにありますが、通常はお預かりしてから2〜3日かかる場合がほとんどです。
お付き合いの長いお客様にはご了承いただいてます。

確かにスピードも大切だとは思いますが、時間に追われ仕事が雑になったり、
自身の手が荒れるような事を今後もするつもりはありませんので、ご理解ください。

遠方から来られるお客様には研ぎ・修理後に宅配便での配送(有料)もしています。

大阪・吹田市にお住まいの A様。
いつも 「金切りばさみ」 を当店に持ち込んで下さいます。

三菱マテリアルのハサミ

そして、2〜3日後、研ぎ・修理が仕上がったら当店から宅配便でお届けしています。
                      (送料はお客様負担でお願いしています。)

A様がおっしゃるには、
 「配送してもらう方が、取りに来る電車賃より安いし、時間もかかれへんわ〜。」
とのこと。
他にも片道は持ち込みで、仕上がり後は 「配送」 というお客様が結構おられます。

当店からの配送は地域や重量・サイズにより
 ヤマト宅急便、ゆうパック、EXPACK500、ヤマトメール便、エコ配
などを使い分けています。

この「エコ配」、

  一部地域限定、夜間配達なし、専用袋に入るだけ

いろいろと制限もありますが、この条件をクリアできる方にとっては、とても安価な配送方法です。

当店でそのサービスを利用し始めた頃は、送料が250円でしたが、その後300円になり、
現在は350円です。

大阪府全域、東京都(離島を除く)、神奈川県全域、
名古屋市全域、神戸市全域、京都府の一部地域の
方であればご利用いただけます。

詳細は、当店のホームページ

  送料(研ぎ・修理)
    http://www.hamono310.com/togi/t_postage.html

を、ご参照ください。
08:25  |  刃物研ぎ・修理  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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